もうすぐ新米の時期!その前に知っておきたいお米の種類と美味しい炊き方。
夏もそろそろ終盤を迎え、秋を感じる風が吹いてまいりました。
日本人の秋の楽しみの一つといえば「新米」ですよね!
今年も美味しいお米が食べられる期待で胸いっぱいですが
ここにきて台風だったり、大雨だったりの影響が心配でもあります…
全国的な米の生育状況はどうでしょうか?
2019年米の生育状況
全国のお米の育ち状況を調べて見ると下のサイトがありました。
お米に関する調査レポートから歴史などもみれますが、
全国各地の稲の生育状況などが見ることができます。
米穀機構 米ネット
http://www.komenet.jp/linkshuu/107.html
地域によって例年より早い傾向・遅い傾向があるみたいです。
ちなみにわたしが住んでいる宮城県では、例年よりも穂揃期が3日ほど早いとのこと…
流石にリアルタイムな台風・大雨の影響までは反映されていないようですが、このまま順調に育ってもらいたいです。
全国の美味しいお米たち
そもそも全国各地ではどんな米が育てられているんでしょうか。
調べてみると日本だけでも300種類以上の品種があるようです。
でもそのうちの10品種が全体の作付け割合の約80%を占めています。
1位 コシヒカリ 作付割合35.6%
誰もが知っている美味しいお米の代表格。日本における作付け比率の30%近くがコシヒカリを育てており、味・香り・粘り・つやと、どれを取っても非常に優れた日本時好みの味が特徴です。
2位 ひとめぼれ 作付割合9.4%
コシヒカリから品種改良されて誕生したひとめぼれ。コシヒカリの味や香り、そして粘りを引き継ぎつつ、あっさりとした味わいなのが特徴です。冷めても美味しいお米として人気の品種。
3位 ヒノヒカリ 作付割合8.9%
九州を中心に西日本全般で広く栽培されているヒノヒカリ。味つやが良く、年間を通して安定した品質に育つのが特徴でブレが少ない品種です。どんな料理にもあう小粒な形状も魅力的なお米です。
4位 あきたこまち 作付割合7.0%
秋田県のオリジナル品種を目指して開発されたあきたこまち、モチモチとした食感が一番の特徴であり、まるでもち米のような粘りの強さは食べ応えのあるおにぎりに仕上がります。
5位 ななつぼし 作付割合3.5%
粒形が崩れにくく、バランスに優れた味わいと冷めてもおいしいという特徴から、食卓はもちろんお弁当などでも広く活用され、北海道では最も食べられている品種。
6位 はえぬき 作付割合2.8%
非常に長い日照時間と、昼夜の大きな気温差の元で強く育った山形県の人気品種はえぬき。他の米と違って粒の表面がしっかりとしているため、いい加減な水加減でも美味しく炊けるのが特徴。甘みと歯ごたえはコシヒカリ以上!
7位 キヌヒカリ 作付割合2.4%
関東や近畿などで栽培されているお米の定番といえばキヌヒカリ。コシヒカリに比べて粘りが弱く、さっぱりとした口当たりなのが特徴。関東より南のお寿司屋さんなどでも人気を集めている品種です。
8位 まっしぐら 作付割合1.9%
弾力のある食感は若い方にも愛される食感。カレーや汁物などの料理との相性が良いことも魅力の一つです。炊きあがりのツヤの良さや粒ぞろいの良さなども特徴の一つで、見た目の良さと食味、食感の三拍子揃ったお米です。
9位 あさひの夢 作付割合1.7%
あいちのかおりを品種改良して生まれたあさひの夢。米本来の甘みと冷えても美味しいことが特徴であり、比較的若い層に人気の高いお米です。値段も手頃で毎日食べても飽きず、控えめな粘り気が食べやすい品種です。
10位 ゆめぴりか 作付割合1.6%
注目度急上昇中のゆめぴりかは、粒がしっかりとしており粘り気も絶妙。甘みが強く、柔らかくてツヤッとした炊き上がりが特徴です。食べ応えがあるにもかかわらず、もっちりとした食感が魅力。
作付割合が多い=人気がある品種だから沢山作られていると思っても良さそうですが、日本各地で育てられているので地域によっても水や気候の影響で味は違います。
実は毎年、日本穀物検定協会というところがお米の「食味ランキング試験」を実施していて結果が公表されているのでそれを見れば本当に美味しいお米が一目でわかりますよ!
美味しいお米を追求したい方にはとても参考になると思います。
早く新米食べたいな!っとその前に美味しい炊き方のおさらい
いくら美味しいお米を買ったとしても、美味しく炊けなければ意味がない!
新米って古米と比べて水分含有が高いので意外と水加減が難しい…
ということで新米の美味しい炊き方のおさらいです。
①お米を正しく計量する 米一合:180cc /150グラム
②お米を洗う
お米の表面の汚れを軽く落とすように水洗いし、最初の水は手早く捨てます。乾いたお米は一気に水を吸うので、最初にお米を洗う際にはミネラルウォーターを使用するのがおすすめ。2回目以降は水道水を使って洗ってもOK!
③お米を研ぐ
収穫したての頃の新米(9〜10月)は、流水で3〜4回洗い流して一度すすいで終了。11〜4月頃の遅い時期に出回る新米は、力を入れず円を描くように研ぎます。水を3〜4回入れ替えながら研いだら、2回ほどすすぎます。
④浸水
すすぎが終了したら、お米を水にしばらく浸します。炊飯する前に水を吸わせることで、よりおいしく炊けます。 このときにもミネラルウォーターや浄水器の水など、綺麗な水がおすすめです。お米のやわらかさは、浸水の時間によって変わるので、好みの固さによって水の量を調整してください。
・短い時間(30分前後):粘りが少なく、やや固めの仕上がりに。
・長い時間(30分~2時間):中まで水分がいきわたり、しっとり粘り強い食感に。
美味しい新米が待ち遠しいです!
どうせならちょっと米選び・炊き方にこだわって最高に美味しいお米を食べましょう!